はじめに
2024年6月5日(水) からsv16000台への移行が可能となりました。
使っていたsv15000台から移行することにしました。
以下がリリースで、比較表があります。
サーバーの性能は全く変わっていません。ただ内部ソフトウェアが変更になっています。
良くなったところ
SQLite3 アップデート
3.26.0となりました。
これまでは、3.7.17 で、公式のリリースノートによると、https://sqlite.org/changes.html
2013-05-20リリースと結構古いです。実際sv15000台では以下の様になっています。
$ sqlite3 -version 3.7.17 2013-05-20 00:56:22 118a3b35693b134d56ebd780123b7fd6f1497668
そのため、CakePHP5フレームワークのDebugKitがそのままでは動作しませんでした。(SQLiteでなくMariaDBを使えば問題ないですが。)
これは、と思い今回簡単移行を使って移行したところ、すんなりとDebugKitがSQLite版で動作しました!
「サーバー簡単移行」のやり方は、当ブログの過去記事でも書きましたので参考にどうぞ。
改良してほしいところ
PHP(CLI) が8.0が標準
これは好みでしょうけれども、標準を8.1にしてほしかったです。
CakePHP5フレームワークを多用しているので、PHP8.1以上 でないと動きません。Laravelも同様です。結局、今まで通りphp コマンドをシンボリックリンクを使ったりしてオーバーライドして使うことになります。まぁたいした手間ではありませんが。
ソースコードを変えないオプションがあってもいい
簡単移行サービスは、本当によくできていると思いますし、ありがたいサービスです。
ただ万人向けのためか、各種ソースコードを自動的に変更されてしまいます。そのログは残してくれています。例えば、
変更前 #!/usr/bin/perl -w 変更後 #!/usr/bin/perl516 -w 変更前 ls /usr/bin/php 変更後 ls /usr/bin/php54
のように変更した事が記録されています。
今回は、perl / php 等のバージョンが変わるクリティカルな変更だったので、こうしたのでしょう。
ワードプレスでは問題ないのですが、あとは変えてほしくなかったです。
それでソースコードを調整しないオプションがあると良かったです。
終わりに
最新サーバーに簡単に移行させてくれるなんていいサービスです。
共用ホスティングですから仕方がない点もありますが、ソフトウェア基盤更新を続けていってほしいものです。
あとは、psコマンドで他ユーザーが見られないようになると本当にいいんですがね。